ランニングやジムでのトレーニング、サイクリングなど、激しい運動をする際にイヤホンを使用する人は多くいます。しかし、通常のイヤホンでは運動中に落下したり、不快感を感じたりすることがあります。本記事では、激しい運動に適したイヤホンの選び方と、おすすめの製品について詳しく解説します。
激しい運動中のイヤホン選びで重要なポイント
フィット感と安定性
激しい運動中にイヤホンを使用する際、最も重要な要素はフィット感と安定性です。ランニングやジムでのトレーニング中に、イヤホンが落下してしまっては、音楽を楽しむどころか危険な状況を招く可能性があります。
イヤホンが外れにくい設計には、いくつかの工夫があります。左右のスピーカー部が一体型になっているモデルは、耳にしっかり固定されるため、ズレや落下の心配が少なくなります。また、イヤーフック型のイヤホンは、耳に引っ掛ける形状で安定した装着が可能です。さらに、柔らかい素材を使用したフック部分は、長時間の使用でも耳が痛くなりにくい設計になっています。
激しい動きを伴うスポーツでも快適に使用できるよう、イヤホンには動きやすいフィット感と長時間の利用でも快適に装着し続けられるデザインが求められます。
防水性能
運動中は汗をかくため、イヤホンの防水性能は非常に重要です。最低でもIPX4以上の防水規格を備えたモデルを選ぶことをおすすめします。IPX4は水の飛沫に対する保護性能を備えており、汗や軽い雨程度であれば問題なく使用できます。
さらに高い防水性能を求める場合は、IP68規格のモデルを検討してください。このレベルの防水性能があれば、水中での使用や過酷な環境でも安心して使用できます。
外音取り込み機能
屋外でランニングやサイクリングをする際、周囲の環境音を認識することは安全性の観点から非常に重要です。外音取り込み機能を備えたイヤホンであれば、音楽を楽しみながら背後からの車の走行音や周囲の歩行者の存在をいち早く察知できます。
これにより、人通りの激しい道を走る際や交通量がある道路を自転車で走る際に、潜在的な危険を回避することができます。アスリートは周囲の状況に常に気を配ることができるため、ワークアウト中でも安心してイヤホンを利用できます。
ワイヤレス接続
ケーブル付きのイヤホンは、首元にケーブルが当たる感覚が気になり、運動の妨げになることがあります。ワイヤレス接続に対応したイヤホンであれば、ケーブルがないため動きやすく、より快適に運動できます。
本体操作性
ランニング中にスマートフォンを操作すると、人や電柱、車と衝突するリスクが高まります。イヤホン本体で「再生・停止」「音量調整」「曲送り」などの基本操作ができれば、スマートフォンを触らずに音楽をコントロールできて便利です。
イヤホンの主な形状と特徴
骨伝導イヤホン
骨伝導イヤホンは、頬骨に当てて振動を伝えることで音を届ける仕組みを採用しており、耳を完全に開けたまま使用できることが特徴です。
このタイプの最大のメリットは、イヤホン装着時でも周囲の安全を瞬時に察知できるオープンイヤー型のデザインを採用していることです。アスリートは音楽を聴きながら周囲の環境音を認識することができるため、屋外活動では特に重要な機能となります。
また、運動中でも耳が蒸れにくいのも利点です。左右のスピーカー部がつながった一体型なら耳にしっかり固定でき、ズレや落下の心配が少ないため、ランニングや激しい運動時でも安心して使えます。
カナル型イヤホン
カナル型イヤホンは耳の奥にしっかりとイヤーチップを差し込む形状で、外部の音を遮断し、密閉感があります。これにより、激しい運動をしてもイヤホンが落ちにくくなります。
ただし、耳を塞ぐタイプのため、周囲の音が聞き取りにくくなるという欠点があります。屋内でのジムトレーニングなど、周囲の環境音を気にする必要がない場合に適しています。
イヤーフック型イヤホン
イヤーフック型とカナル型の機能を兼ね備えたイヤホンは、耳からの落下の心配がほとんどなく、しっかりとしたフィット感が特徴です。激しい運動をしても外れにくく、耳にしっかりとフィットします。フック部分には柔らかい素材を使用しているので、使用中に耳が痛くなる心配も少ないです。
このタイプは、外音取り込み機能を搭載しているモデルが多く、ランニングなどでも周囲の音を取り込みながら安心して音楽を楽しめます。
完全ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンが独立した形状なので、ケーブルが邪魔にならないのがメリットです。首元にケーブルが当たる感覚が払拭されるため、ランニングはもちろん、ストレッチなど軽い運動をする際にも最適です。
ただし、激しい運動をすると、イヤホンが外れてしまい、落下や紛失するリスクがある点には注意が必要です。このため、イヤーフック付きのモデルを選ぶことをおすすめします。
おすすめのスポーツ向けイヤホン
Shokz OpenRun Pro
Shokz OpenRun Proは、革新的な骨伝導技術を採用したワイヤレスイヤホンです。耳を塞がずに音楽を楽しめる設計で、周囲の音も聞こえるため安全性が高く、ランニングやワークアウトに最適です。
第9世代の骨伝導技術により、クリアな中高音域と深みのある低音再生を実現しています。最新世代の骨伝導技術と低音エンハンス機能を搭載することにより、これまでにない心地よいサウンドを提供します。
軽量でソフトな付け心地が特徴で、ランニング中でも落ちにくい設計になっています。イヤーホルダーが付属しているため、激しい運動中でも安定した装着が可能です。さらに、ノイズ低減技術により、クリアなサウンドと高品質な通話を実現しています。
IP68防水規格で水中や過酷な環境でも使用可能で、BluetoothとMP3の2つのモードを搭載し、様々な状況に対応できます。オープンイヤー設計で周囲の音を聞き取れ、安全性が高いのも大きな特徴です。
Anker Soundcore Sport X20
Anker Soundcore Sport X20は、イヤーフック型とカナル型の機能を兼ね備えているため、耳からの落下の心配がほとんどなく、しっかりとしたフィット感が特徴です。ノイズキャンセリング機能とIP68の防塵・防水規格を備えており、集中力を要する激しいスポーツや格闘技のトレーニングなどに最適です。
外音取り込み機能を搭載しているため、ランニングなどでも周囲の音を取り込みながら安心して音楽を楽しめます。ノイズキャンセリングモードと外音取り込み機能を切り替えることができるので、シーンに応じた最適なモードで音選択することができます。
イヤーフック付きでしっかりとフィットし、激しい運動中も外れにくく、耳にしっかりとフィットします。フック部分には柔らかい素材を使用しているので、使用中に耳が痛くなる心配もありません。
大型の11mmドライバーとAnker独自のBassUp™テクノロジーを搭載し、パワフルな重低音で音楽をお楽しみいただけます。ノイズキャンセリングモードを選択するとイヤホンに搭載された6つのマイクが周囲の騒音を検知し、アクティブノイズキャンセリングによって自動車や飛行機のエンジン音、ランニングマシンなどのジムの機械音など、低周波ノイズを除去します。
JBL JBLENDURPEAK3BLU
JBL JBLENDURPEAK3BLUは、激しい動きをしても外れにくいワイヤレスイヤホンです。「パワーフック」機能によって耳に優しくフィットし、安定した装着感を実現します。
また、声を聞き取りやすくする「トークスルー」機能を搭載しており、装着したままでも周囲の人とコミュニケーションを取ることが可能です。耳を塞がない開放感があるうえに、周囲の音を聞けるので、車の走行音などが聞き取りやすいのが特徴です。
運動中でも耳が蒸れにくいのも利点で、長時間の使用でも快適に装着し続けられます。
B-FINE ワイヤレスイヤホン
B-FINE ワイヤレスイヤホンは、3,000円台で高音質を実現した軽量の首掛けタイプです。心地いいフィット感を備えており、音漏れしにくい設計になっています。
カナル型のイヤホンで、IPX4の防水性能を備えており、連続再生時間は8時間と長めです。外音取り込み機能があるので、外でのランニングにも安心です。
オーダーメイドイヤホンの会社がイヤホンのデザインを監修しており、耳へのフィット感も快適です。万が一、イヤホンを落としたとしてもスマートフォンで探せる「tile」機能つきなので、紛失時の対策も万全です。
激しい運動中のイヤホン使用時の注意点
適切な音量設定
運動中は周囲の音を聞き取ることが重要です。音量を大きくしすぎると、周囲の危険を察知しにくくなります。特に屋外での運動時は、周囲の環境音が聞こえる程度の音量に設定することをおすすめします。
定期的な清掃とメンテナンス
運動中は汗をかくため、イヤホンに汗が付着します。定期的に柔らかい布で拭き取り、清潔に保つことが重要です。また、イヤーチップなどの交換可能な部品は、定期的に交換することで、常に最適な状態を保つことができます。
バッテリー管理
ワイヤレスイヤホンを使用する場合、バッテリーの残量を事前に確認することが重要です。運動中にバッテリーが切れてしまっては、音楽を楽しむことができません。連続再生時間が5時間以上のモデルを選ぶことをおすすめします。
安全な装着方法
イヤホンを装着する際は、しっかりと耳に固定されていることを確認してから運動を開始してください。特に激しい運動を行う場合は、イヤーフックやイヤーホルダーなどの付属品を活用して、より安定した装着を心がけましょう。
運動の種類別イヤホン選びのポイント
ランニング
ランニング中は、周囲の環境音を聞き取ることが安全性の観点から重要です。外音取り込み機能を備えたイヤホンを選ぶことをおすすめします。また、落下防止のため、イヤーフック型や一体型のイヤホンが適しています。
ジムでのトレーニング
ジムでのトレーニング中は、周囲の音を完全に遮断したい場合もあります。この場合は、カナル型のイヤホンやノイズキャンセリング機能を備えたモデルが適しています。ただし、ジムの機械音などの低周波ノイズを除去できるモデルを選ぶと、より快適に運動できます。
サイクリング
サイクリング中は、背後からの車の走行音を聞き取ることが重要です。外音取り込み機能を備えたイヤホンを選び、周囲の環境音を常に認識することが安全性につながります。
水中での運動
プールでの運動やトライアスロンなど、水中での使用を想定している場合は、IP68などの高い防水規格を備えたモデルを選ぶことが重要です。
イヤホン選びの総合的なチェックリスト
激しい運動に適したイヤホンを選ぶ際は、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
- フィット感と安定性:落ちにくく、長時間の使用でも快適か
- 防水性能:IPX4以上の防水規格を備えているか
- 外音取り込み機能:屋外での運動時に周囲の音を聞き取れるか
- ワイヤレス接続:ケーブルがなく、動きやすいか
- 本体操作性:再生・停止などの基本操作ができるか
- 連続再生時間:5時間以上の連続再生が可能か
- 音質:クリアな音声と低音の再生が可能か
- 軽量性:長時間の使用でも疲れにくいか
- 価格:予算に合った製品か
まとめ
激しい運動中にイヤホンを使用する際は、フィット感、防水性能、外音取り込み機能、ワイヤレス接続、本体操作性などの要素を総合的に考慮して選ぶことが重要です。骨伝導イヤホン、カナル型イヤホン、イヤーフック型イヤホンなど、様々な形状のモデルが販売されており、運動の種類や個人の好みに応じて選択できます。
本記事で紹介したShokz OpenRun Pro、Anker Soundcore Sport X20、JBL JBLENDURPEAK3BLU、B-FINE ワイヤレスイヤホンなどは、いずれも激しい運動に適した高性能なモデルです。自分の運動スタイルや予算に合わせて、最適なイヤホンを選択することで、より快適で安全なワークアウト体験を実現できます。
激しい運動でも落ちない!スポーツ向けイヤホンの選び方とおすすめ製品をまとめました
激しい運動中にイヤホンを使用することは、音楽を楽しみながら運動のモチベーションを高める効果的な方法です。しかし、通常のイヤホンでは落下や不快感などの問題が生じることがあります。本記事で紹介した選び方やおすすめ製品を参考に、自分に最適なイヤホンを選択することで、より充実したワークアウト体験を実現できるでしょう。激しい運動に対応した高性能なイヤホンを選ぶことで、安全性と快適性の両立が可能になります。


